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猫のマイクロチップの装着費用や登録方法|埋め込み場所は体のどこに?

マイクロチップ

犬や猫の体内に埋め込んで身元を証明するマイクロチップ。
万が一のために自分のペットにも必要かも…と気になっている人も多いのではないでしょうか?

マイクロチップを装着するにはどれくらいの費用がかかるのか、飼い主の名前や住所などの情報を登録するにはどうすればいいのかなど、実際に導入を検討するにはいろいろな疑問が浮んでくると思います。

マイクロチップを装着する際の費用や登録方法、マイクロチップの導入へ向けた準備や注意点を紹介します。

マイクロチップの装着費用・料金はいくら?

マイクロチップを導入するためにかかる費用は大きく2つに分けられます。

  • 埋め込み施術料(マイクロチップ本体料金含む)
  • 登録料

マイクロチップの本体は基本的に無料です!

埋め込み施術料とは装着する処置にかかる料金で、動物病院によって金額は異なります。
5種混合ワクチンと同じくらいに設定している病院がほとんどなので、数千円から1万円ほどが相場といわれています。

埋め込み施術は基本的に麻酔は使いませんが、麻酔を使う場合には別途費用がかかります。

マイクロチップを埋め込んだだけでは機能しませんので、飼い主の情報などのデータを登録する必要があります。

登録するデータは日本獣医師会の「AIPO(Animal ID Promotion Organization)」(動物ID普及推進会議)のデータベースで管理されますが、データを登録するためには1,000円の事務手数料が必要です。

データの登録は基本的に飼い主が自分で申請しますが、病院側が代行してくれる場合もあり、対応はさまざまです。
動物病院に事前に問い合わせておくと安心でしょう。

ペットショップで犬や猫を購入した時にすでにマイクロチップが装着されていた場合は、ペットショップが登録手続きを代行してくれます。

登録手続きを代行してもらう場合には、代行手数料が別途かかる場合があります。

ペットを飼う際には動物愛護管理法において、飼い主は自分の所有であることを証明できる措置を取るべきと定められています。

マイクロチップを埋め込む施術は獣医療行為のため、飼い主が自分で埋め込みはできません。
装着するためにはマイクロチップの埋め込み施術を行っている動物病院を探しましょう。

マイクロチップの登録ができる動物病院はこちらから検索できます。

 

自治体の補助や無料イベントがある

地域によっては自治体や獣医師会などの協力でマイクロチップの装着費用が一部負担されるなどの補助が受けられる場合があります。

マイクロチップを無料で装着してくれるイベントが開催される場合もあり、住んでいる地域の情報をチェックしてみてください。

マイクロチップの装着や不妊手術などの費用に助成(補助金)を受けられる自治体はこちらから検索できます。

 

マイクロチップは体のどこに埋め込む?

マイクロチップの装着場所は、猫の場合は首の後ろから背中にかけての皮膚が伸びる場所が一般的で、真ん中よりも左寄りの皮膚の下に埋め込まれます。

針の中にマイクロチップが仕込まれた専用のインジェクターを使って、皮膚の下に埋め込みます。
施術方法は注射を打つのと変わらず、基本的には麻酔を使わずに短時間で終了します。

痛みはワクチン注射と同じくらいといわれていますが、マイクロチップの直径は約2mmなので、インジェクターの針は通常の注射よりも太くなっています。
針が太い分、痛みを感じるかもしれません。

痛みを感じる度合いは猫の個体によるといえ、痛みに敏感でワクチンを打つ時なども暴れるとわかっているなら、麻酔を使用した施術をしていきます。
麻酔を使用した時には費用が別途必要です。

 

マイクロチップの登録方法

マイクロチップには下記の情報が登録されます。

  • 個体識別番号(IDナンバー)
  • 飼い主の名前、住所、電話番号
  • 猫の名前、種類、毛の色、性別、不妊手術の有無
  • 獣医師の氏名、所属獣医師会コード、獣医施設の住所、電話番号
  • マイクロチップを埋め込んだ日時

これらの情報はマイクロチップの番号を専用のリーダーで読む取り、読み取った番号をデータベースで照合すると登録された情報が確認できます。

登録された情報はAIPO(動物ID普及推進会議)で一括管理しており、データベースにアクセスできるのは獣医師や関係者のみです。
飼い主が直接データの書き換えはできません。

 

マイクロチップの登録手順

手順1
マイクロチップの装着

動物病院でマイクロチップの埋め込み施術をしてもらいます。

在庫が確保できるか、確認のために来院の前に一度電話連絡をして、予約をしておきましょう。

埋め込んだマイクロチップがちゃんと読み取れるか確認して施術終了です。


手順2
登録申込書を記入

動物病院で登録申込書と専用封筒が準備されています。

登録申込書は獣医師控と飼い主控、日本獣医師会送付用と振込用紙の4枚の複写式になっています。

飼い主が記入する欄に必要事項を記入します。
動物病院で申し込みを代行してもらう場合には印鑑が必要ですので、忘れずに持っていきましょう。


手順3
登録手数料の振り込み

申込書に添付されている振込用紙を使って、登録手数料を郵便局で振込みます。

登録申込書の日本獣医師会送付用に受領証を貼り付けます。


手順4
専用封筒で送付

登録申込書と一緒に渡された専用封筒で送付用の登録申込書を郵送します。

送った申込書を元にデータが登録を登録され、約2~3週間で完了します。


手順5
登録完了

登録が完了すると、登録完了通知書が登録された飼い主の住所に郵送されます。

登録完了通知書はデータの照合や変更などの時に必要なので、大切に保管しておきましょう。

 

登録情報の変更や削除方法は?

下記のようにマイクロチップに登録した情報を変更するケースも出てくるでしょう。
登録してある情報は整合性がないと意味がありませんので、変更があった場合にはすみやかに届け出ましょう。

  1. 猫を譲渡して飼い主が変わった
  2. 飼い主が引っ越しや携帯電話を変えたなどの連絡先が変わった
  3. 猫が死亡した

保管していた登録申込書の控えか登録完了通知書のどちらかをコピーして、変更箇所を二重線で訂正して余白に新しく登録する情報を記入して、郵送やFAXで日本獣医師会に送付しましょう。
3の場合はデータの削除と記入します。

メールで変更をする場合には飼い主控や登録完了通知書の写真を撮って添付し、メール本文に変更したい情報を記載して送信してください。

動物病院に登録内容変更の申込書が用意されている場合もありますので、問い合わせてみるとよいでしょう。

オンライン入力フォームからの情報変更も可能です。

登録情報の変更や削除の申請や問合せ先はこちらです。

公益社団法人 日本獣医師会
〒107-0062 東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館23階
TEL.03-3475-1695 FAX.03-3475-1697
E-mail : mc@nichiju.or.jp

飼い主控の用紙や登録完了通知書を紛失してしまった場合は、本人確認が必要ですので専用窓口に電話で連絡をしましょう。

変更が完了しても通知は送付されないので、確実に変更されたか確認したい場合には2~3週間たってから連絡してみましょう。

 

マイクロチップ装着前の準備や注意点

猫にマクロチップを装着する場合には生後4週間をすぎてから検討しましょう。
猫の体調が最優先ですので、ワクチンの接種をした後はマイクロチップの埋め込むには1週間は時間を空ける必要があります。
装着のタイミングとして、不妊手術などで麻酔して処置をする時に一緒に埋め込んでもらうとよいでしょう。

マイクロチップを埋め込んでからデータが反映されるまでには時間がかかるため、その間に猫が逃亡しないように気を付けましょう。

マイクロチップにはメリットばかりではなくデメリットがあるのが現状です。装着する前にこちらの記事も参考にしてみてください。

 

まとめ

完全な室内飼いをしていても、猫は思いもよらない状況で逃亡する恐れがあります。

逃亡した猫は警戒していて、飼い主でも簡単には近づけません。パニックを起こしてさらに逃げ出してしまい、保護するのはとても難しいことです…

愛猫を守るのが飼い主の義務ですので、マイクロチップという選択肢をどう活かすか、よく検討してみてください。

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