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ロシアンブルーの性格は嫉妬深い?目の色・体重・寿命の特徴を徹底解説!

ロシアンブルー

ロシアンブルーは、世界的にとても人気のある猫種のひとつで、近年の猫種人気ランキングにも必ずランクインしているメジャーな猫の品種です。

「ロシアンスマイル」と呼ばれる微笑むような表情や、なめらかで美しいブルーの毛並みと、宝石のように輝くエメラルドグリーンの瞳にすっかり虜になってしまう人もたくさんいますね。

高貴な気品が漂う魅惑的なロシアンブルーですが、どんな猫かその生態についてはまだ解明されていない部分もあるようです。

これから、ロシアンブルーをお迎えしたいと考えているあなたは、その性格や特徴、飼い方などについて気になるところですよね。

そこでこの記事では、元・ロシアンブルーオーナーの筆者が、この魅惑の猫について詳しく解説していきたいと思います。

ロシアンブルーの歴史

ロシアンブルーはロシアを原産地とした、自然発生種といわれる猫種です。

自然現象によって姿かたちを品種に定着させたロシアンブルーですが、「アルハンゲルキャット」という別名があり、ロシアのアルハンゲル島を起源とする説が残されています。

英語では「Archangel Cat(アークエンジェルキャット)」とも表記されますよ。響きが素敵ですよね!

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ロシア北西部の都市、アルハンゲリスクは、古くから海賊が集う港町でもあり、海上交易で栄えた背景からも、水夫たちがネズミを駆除する目的で猫を飼うことや、船に乗せることもあったのではないかとされています。

18世紀中ごろにイギリスや北ヨーロッパに伝わったことで人気を博したロシアンブルーですが、第二次世界大戦中にはその数を減らし、絶滅が危惧されたこともありました。

しかし、その後、ブリティッシュ・ブルーとシャムとの交配が行われ、かつてのロシアンブルーの姿を取り戻すことができたという歴史があります。

ロシアンブルーの特徴

それでは、ロシアンブルーがどんな猫種なのかを理解するために、その主な特徴をみていきたいと思います。

平均寿命・体重

平均寿命

ロシアンブルーの平均寿命は、約11歳から13歳です。
日本で飼育されている猫の平均寿命は約15歳とされていますが、それに比べるとロシアンブルーは少し短めとなっています。

その原因は、ロシアンブルーの繊細で神経質な性格にあるといわれています。

平均体重

ロシアンブルーの平均体重は、成猫の場合、オスは約4kg〜5.5kgメスは約2.5kg〜4kgになります。

ロシアンブルーの体重は、5kgを超えると肥満気味と見なされるので、注意が必要です。

注意
ロシアンブルーには、「ボイスレスキャット」の異名があり、猫じゃらしやおもちゃなどで活発に遊ぶより、ゆっくりと過ごすことを好む性質のため運動量が不足し、結果的に肥満になりやすい猫種でもあります。

目の色

ロシアンブルーの最大の特徴は、何といっても美しいエメラルドグリーンの瞳。

子猫のころは淡いブルー(キトンブルー)をしていますが、成猫へと成長する過程で、だんだんとエメラルドグリーンへ変化していきます。

成長に伴って色が変わるのは、メラニン細胞の増加によるため。
子猫の頃は、メラニン細胞が少ないため色素の薄い澄んだキトンブルーに見えるのですが、成長するにつれてこのメラニン色素が増加し定着することで、だんだんとグリーンになっていくのです。

メラニン色素は、生後1ヶ月から現れ始めますが、およそ生後2ヶ月〜6ヶ月の間に色が変化していき、半年後には成猫と同じグリーンの目の色になります。

数ある猫種のなかでも、子猫と成猫で目の色が変化することは大変めずらしく、間違いなくロシアンブルーの魅力の一つです。

毛色や被毛

名前のとおりロシアンブルーにはブルー以外の毛色は存在しません

猫の世界では、グレーの被毛のことをブルーと表現するんだよ!

ねこ

近年、ホワイトやブラックの毛色の『ホワイトロシアン』や『ロシアンブラック』も稀に生まれてきている例もありますが、ロシアンブルーの毛色はブルーのみ認められており、それ以外の毛色には『ロシアンブルー』と呼ばないのが普通です。

そして、毛先がシルバー(グレー)になっているため光沢があります。

また、短毛ながら長い毛と短い毛が二層になったダブルコートで被毛が密集しているので、寒い環境にも適応できる構造になっています。
ロシアのアルハンゲリスクという寒い環境を起源としているのも頷けますね。

ロシアンブルーの性格!嫉妬深くてキツイは本当?

ロシアンブルーは、一般的な猫らしく好奇心が旺盛な性格ではありますが、決して社交的ではなく、頻繁に来客が訪れたり、子供で賑わう家庭には向かないとされています。

また、嫉妬深くてキツイ性格だという意見も少なからずあるようです。

どちらかといえば物静かで自分だけの居場所を確保する方が好きだといわれているロシアンブルーですが、何故、凶暴でキツイと伝えられているのでしょうか?

ロシアンブルーの性格の特徴

忠犬のような性格

クールな見た目から気位が高く気まぐれそうな性格に見えるロシアンブルーですが、実は、飼い主には忠犬のように忠実で愛情深い性格をしています。

ただ、この忠実さと深い愛情を持つがゆえに、飼い主が他の猫に目を向けたり可愛がったりすると、すねたり凶暴化するなど嫉妬深い一面を見せることもあります。

また、基本的にロシアンブルーは大人しい性格ですが、飼い主と穏やかに暮らしたいがあまりストレスが溜まると凶暴化し、気性が荒くなることも。

ですが、本来のロシアンブルーは利口で愛情深く、鳴き声も静かなので、様々な在宅事情のある家庭にもお勧めの猫種です。

信頼関係を大切にする

ロシアンブルーは、自ら認めた相手には絶対的な忠誠心を抱きますが、たとえ生活を共にする家族であっても、従うべき相手は選ぶといわれています。

誰にでも懐くことがないといった点では、決して飼いやすい猫種とはいえませんが、信頼関係を築き、「この人だけ」と決めた相手を独り占めしたいがための一途な行動ともとれるでしょう。

落ち着いた環境が好き

ロシアンブルーは、飼い主と一緒になって遊ぶ時間も好きですが、ひとりでゆったりと過ごす時間も好きなので、誰にも邪魔されることのない隠れ家のような場所を好み、その場所を寝床にする傾向があります。

仮に長時間の留守にすることがあってもあまり気にはしないものの、見返りを求める性格のため一緒にいる時はたくさんかまってあげましょう。

用心深さから来客は苦手で、見知らぬ人の前では隠れてしまうこともあります。

ぼくたちはとっても繊細な心の持ち主だから、落ち着いた環境が好きなんだ^^

ロシアン

その性格を踏まえたうえで飼育してあげれば、多頭飼いも可能ですよ。

オスの性格の特徴

ロシアンブルーのオスは、メスに比べると行動範囲も広く好奇心が旺盛で、元気よく遊びます。

飼い主への愛情表現が非常にストレートというところもオスならではの性格といえ、いつまでも飼い主とくっついていたがる、そんな甘えん坊なロシアンブルーのオスが多いですよ。

メスの性格の特徴

ロシアンブルーのメスは、オスに比べると行動範囲が狭く独立心が旺盛で、自分の居場所をしっかりと確保するマイペースな性格をしています。
いわゆる「ツンデレ」なところがメスならではの性格ですね。

また、オスよりも毛づくろい(グルーミング)が好きな子が多いようです。

ちなみに、私はメスのロシアンブルーと暮らしていましたが、同居猫のなかでも一番の甘えん坊で、どんな時でも一緒に過ごしていました。メスだからツンデレとは一概にいえず、個体差がありますよね。

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ロシアンブルーの飼い方・かかりやすい病気は?

ロシアンブルーは丈夫な猫種であり、利口でしつけも比較的容易なため、性格を熟知していれば難なく飼うことができます。

飼い方と、かかりやすい病気について説明していきましょう。

ロシアンブルーの飼い方

ロシアンブルーは利口で大人しい猫種ですが、同時に内向的でもあるので、ストレスを溜め込みやすい性格をしています。

したがって、来客などの際には対応にも配慮が必要となり、どこかに隠れてもいいような場所を作ってあげるとよいでしょう。

騒がしい環境も好まないため一人暮らしや、小さな子供がいない家庭、老夫婦だけの家庭といった静かな環境が、ロシアンブルーには適しています。

ダブルコートの被毛を持つロシアンブルーは、寒さに強く、暑さには非常に弱いので、夏場は部屋の空調を管理することも重要です。

ロシアンブルーは留守番も問題なくこなせますが、夏の間だけは特に気をつけてあげてくださいね。

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MEMO

ロシアンブルーに限らず、猫を健康に育てるためには、購入時に親猫の健康状態や体格を観察してみることをおすすめします。(ブリーダーから購入の場合)

猫も人間と同じく親の遺伝子を引き継ぐので、親猫が健康で丈夫に育っていれば、ほとんどの子猫は問題なく育ちますよ。

ロシアンブルーがかかりやすい病気は

基本的に、ロシアンブルーには目立った遺伝性の疾患もなく、適切な環境で飼育することさえできれば、そもそも病気になること自体が少ない猫種です。

どちらかと言えば、丈夫で比較的飼いやすい猫種ではあるのですが、一般的に猫かかりやすいと言われている泌尿器系の病気や、ストレス・肥満から引き起こされる病気には注意する必要があります。

具体的には、『泌尿器系疾患(尿路結石症・膀胱炎・腎臓病)』『関節疾患』『糖尿病』は、どんな猫種であれ、猫が非常にかかりやすい病気なので特に気をつけたいですね。

ぼくたちはちょっと神経質な性格だからストレスケアにも気をつけてほしいなぁ

ロシアン

肥満は関節疾患や糖尿病の最大の原因になるので、運動量や食事量に注意し、最適な体重をキープできるように管理してあげましょう。
また、泌尿器系疾患を防ぐために、日頃から水分を多めの補給されることを心がけてくださいね。

MEMO

親猫の健康状態は子猫に引き継がれることもあるので、親猫の健康状態や体格などを確認した上で、子猫を選ぶことも重要です。

ロシアンブルーの価格相場や値段

人気のロシアンブルーを迎えるにあたり、どのくらいの価格で購入できるのかが気になりますよね。

ロシアンブルーをのお迎え先は主にこの3つです。

  • ペットショップ
  • ブリーダー
  • 保護猫団体やボランティア

価格の相場や、どこから迎えればよいのかについて説明していきましょう。

ペットショップから購入する場合

ショーケース越しに目と目が合い、まさに運命的な出会いを果たすことも多いペットショップでは、気になる子猫と触れ合うこともでき、迎えたいタイミングで購入が可能ですが、仲介を挟むためブリーダーからの購入よりも高価になります。

ロシアンブルーをペットショップで購入する場合、価格は約10万円から15万円程度が目安です。

ペットショップによって価格は異なり、大体は生後2ヶ月までの子猫が店頭に並びますが、生後間もない子猫ほど高価になる傾向があります。

ブリーダーから購入する場合

ロシアンブルーを専門に取り扱うブリーダーは、日本国内にも広く存在し、また、近くのブリーダーを知らないという状況でも直販サイトが展開されています。

子猫の健康状態や疾患がないかを重視し、遺伝的に問題のある個体は販売しないというのが優良なブリーダーの特徴であり、性格もしっかりと把握しているため飼い主の希望に沿った子猫を紹介してくれます。

ロシアンブルーをブリーダーから購入する場合、価格は約6万円から13万円程度が目安となっています。

ペットショップに比べて安価になる傾向がありますが、子猫であったり、親猫がキャットショーのチャンピオンといった血統があると、価格も高価になります。

保護団体から迎える場合

保護活動、里親活動をしている団体や、シェルター(ペットカフェ)などから、子猫や成猫を譲り受けることもできます。

何らかの理由があり、里親を探している猫たちは少なくなく、ロシアンブルーも例外ではありません。

高価な価格で購入するのも手段のひとつですが、どこかで家族を待っている猫たちを迎えることも候補に入れてみてくださいね!

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まとめ

ロシアンブルーの性格や特徴についてお届けしましたが、いかがでしたか?

クールビューティーなイメージが先行するロシアンブルーですが、意外にも忠誠心の厚い性格をしており、たったひとりの人を決めると溢れんばかりの愛情を注ぐので、まさに一生のパートナーとして寄り添ってくれるのではないでしょうか。

その優雅な出で立ちから、ロシアの皇帝や貴族からも愛されたロシアンブルーは、これからも世界中の人々を魅了し続けることでしょう。

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