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猫を旅行で留守番させるのは何日までOK?2泊3日以上の場合はどうするべきか

猫の留守番

猫といえば、単独行動をこよなく愛し、自由気ままに過ごしている姿を思い浮かべますよね。

犬と比較しても、猫は手のかからないイメージがあるので、「旅行や仕事で留守番させても大丈夫なのでは?」なんて、考えることもあるかと思います。

しかしながら、猫に留守番させるといっても、具体的に何日までなら自宅を離れることができるのかが疑問ですし、準備なども必要なのかどうか、気になるところではないでしょうか?

  • 1泊2日の留守番は?
  • 2泊3日の留守番なら?
  • 3泊4日以上の留守番でも大丈夫?

上記のように、猫に留守番させる日数が長期間になるほど、きちんと留守番していられるのか、留守中に何かあったら・・・と、心配になる部分も多いでしょう。

この記事では、猫に留守番させるのは何日までなら大丈夫なのか、また、安心して留守番させるための必要な準備や、留守中に気をつけたい注意点までご紹介します。

あらゆる性格の猫と暮らしを共にして20年になる筆者が、猫の留守番にまつわる体験談を交えながら、詳しく解説します。

旅行中の猫の留守番は何日まで大丈夫?

旅行で自宅を留守にしたい時、猫に留守番させることはできるのでしょうか?

結論として、猫に留守番させることは可能です!

日々の大半を寝ながら過ごす猫は、1泊2日程度の留守番なら苦になりませんが、あまりにも長期間の留守番となると、飼い主の不在による寂しさからストレスを感じることもあります。

そのため、2泊3日の留守番が限界といえますが、ペットシッターやペットホテルを利用するなどの対策をとることで、3泊4日以上の留守番でも不可能ではありません。

猫の留守番は何日までなら大丈夫なのか、期間別に解説します。

1泊2日の場合

1泊2日の場合、1歳以上で健康状態の良い成猫であれば、どんな性格の猫でも留守番することができるので、自宅で留守番してもらいましょう。

猫は環境の変化を苦手とするため、見知らぬ誰かや、見慣れない場所へ預けてしまうことは、かえって猫の負担になってしまう可能性があるのです。

普段から与えている量よりも多めのフードや、飲料水の容器をひっくり返してしまわないように工夫するなどといった対策は必要ですが、1泊2日の留守番なら、2日分のフード飲料水を準備しておけば、まず心配はいらないでしょう。

お世話を必要とする子猫や、成猫でも健康状態が悪い場合は、1泊2日だけでも留守番させることは難しいので、ペットシッターペットホテル(またはペットホテルを併設する動物病院)を活用してくださいね。

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2泊3日の場合

2泊3日の場合も、1泊2日と同様に、猫だけで留守番することができます。

飼い主が旅行で不在にすることがあっても、住み慣れた環境のもとでは、ほとんどの猫は問題なく暮らせるものです。

また、老猫(7歳以上の猫)に関しては、特に環境の変化を負担に感じてしまうので、ペットホテルに預けるよりも快適な自宅で留守番してもらうのがおすすめ。

ただ、留守番の日数が増えることによって、トイレが汚れてしまったり、あらかじめ準備しておいたフードを食べ過ぎてしまい、空っぽ・・・なんて事態も起こるかもしれません。

そんな事態を避けるためにも、予備のトイレや、ペットシーツを多めに設置しておいたり、3日分の倍のフードたっぷりの飲料水を準備しておきましょうね。

我が家では、帰宅を待ち続けていたであろう愛猫が、足元にまとわりつきながら熱烈なお出迎えをしてくれます。さらに、おしゃべりが上手な猫なので、留守中の出来事を話して聞かせてくれるんですよ。(2泊3日も留守番させたことへの文句が混ざっている気がしますが・・・)

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3泊4日以上の場合

3泊4日以上の場合は、猫だけに留守番させるより、猫の扱いに慣れている知人にお世話を頼んだり、ペットシッターやペットホテルを利用するのがベターといえるでしょう。

猫の性格にもよりますが、寂しさによるストレスから部屋中を散らかしてしまったり、トイレ以外での粗相や、フードを食べ尽くしてしまう(反対に食欲がなくなる)おそれもあり、猫だけに留守番させておくのは少し不安。

旅行を満喫するためにも、愛猫を安心して預けられるサービスを検討してみてくださいね。

2頭の猫を飼育をしていたころは、3泊4日でも寂しくないだろうと留守番させたことがありました。部屋中を散らかしたり、粗相はしませんでしたが、袋を破ってフードを食べていました。3泊4日の留守番は、おすすめしません^^;

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長期の留守番についてもっと詳しく!
猫に1週間旅行中留守番をさせても大丈夫?長期旅行する時の対策方法

猫に留守番させる時の準備品

猫に留守番してもらいたい時、何がともあれ事前の準備が大切です。

当たり前ですが、猫の生活は飼い主によって支えられているため、準備なしで旅行等に出かけることは不可能と考えてくださいね。

猫に留守番させる時の必須準備品は、下記のとおりです。

  • フード(自動給餌器)
  • 飲料水(自動給水器)
  • トイレ
  • おもちゃ
  • 留守番カメラ

フード(自動給餌器)

飼い主の留守中は、日頃から与えている量よりも多めのフードを準備しましょう。

水分が含まれているウェットフードだと変質し、途中で食べられなくなる可能性が高いため、留守中に与えるフードはドライフードが好ましいです。

また、フードをセットし、時間や量を設定しておくと、自動的にフードが給餌される自動給餌器を使用するのもおすすめですよ。

1泊2日の場合、我が家では、2つの容器にフードを入れておいて、何かあった時でも心配しなくて済むように(予定通りに帰宅できないこともありますよね)、念のため、もう1つの容器にもフードを入れておきます。

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飲料水(自動給水器)

飼い主の留守中は、飲料水の入った容器を、部屋の一箇所だけではなく、あらゆる箇所に設置しておきましょう。

猫に留守番してもらう時、たっぷりの飲料水を準備することはもちろんですが、猫が容器を倒したり、ひっくり返してしまうことも考慮して、複数の飲料水を設置しておくと安心です。

また、飲料水の容器は、安定感のある素材(ステンレス製や陶器製など)を選んでおけば、猫がうっかり倒してしまう心配も少ないですよ。

日数が経つと水質も悪くなるものですし、きれいな飲料水じゃないと飲まないといった猫も珍しくないので、いつでも新鮮な飲料水が飲める自動給水器を使用するのもおすすめです。

1泊2日の場合、我が家では、いつも飲料水を飲んでいる決まった場所と、洗面所やバスルーム、キッチンなどの水回りにも飲料水を設置しておきます。最近では、自動給水器も愛用していますよ。自動給水器は、蛇口から流れるお水が好きな猫にも好評です。

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トイレ

留守中のトイレは、猫1匹に対して少なくとも2つは準備しましょう。

清潔好きで有名な猫は、トイレが汚れていると排泄を我慢したり、トイレ以外の場所で粗相をすることがあるんです。

そのため、予備のトイレやペットシーツは必須といえ、普段より多めにトイレを設置しておくと、安心して留守にできますよ。

自動で清掃する機能を備えた、飼い主の手間を省く全自動トイレも便利です。

便利な全自動トイレはこれ!

おもちゃ

猫だけの留守番では、猫が退屈を感じてしまうことがあるので、普段から愛用しているおもちゃを置いておくといいでしょう。

マイペースに行動する猫には、必ずしも遊び相手が必要というわけでもないのですが、退屈をしのげるおもちゃを準備しておいてあげると、猫のストレス発散にもなりますよ。

ただ、壊れやすいおもちゃであったり、小さいおもちゃであると、猫が誤飲してしまい、思わぬ事故に繋がるおそれもあるため、くれぐれも気をつけてくださいね。

留守番カメラ

猫だけの留守番となると、今頃はどうしているのか、きちんと留守番できているのかと、飼い主としては気が気でないですよね。

そんな時、留守番カメラを準備しておけば、猫が何をして過ごしているか、気になったらいつでも確認することができますよ。

  • 夜間でも暗視できる赤外線機能が搭載されたタイプ
  • マイクとスピーカーの音声機能が搭載されたタイプ
  • 自動給餌器とカメラが一体化されたタイプ

など、様々なタイプの留守番カメラがあるので、ぜひ検討してみてくださいね。

夏と冬の室温管理と環境作り

夏の場合

夏場の留守番は、室内の温度も高くなり、猫が熱中症や脱水症になる危険もあるため、常にエアコンをつけておく必要があります。

エアコンのつけっ放しは冷え過ぎることもあるので、猫が心地よく過ごせる場所に行き来できるように、部屋の扉は閉め切らず、開けておくのがポイント。

部屋の扉を開けておけば、涼しい空気が全体に行き渡りますし、万が一の故障や停電などでエアコンが切れてしまった時でも、猫が快適な場所を求めて移動することができますよ。

猫がエアコンのリモコンを踏んでしまい、設定を変えたり、電源をオフにしてしまうこともあるので、リモコンは猫の目の届かないところに保管しておきましょうね。

冬の場合

冬場の留守番は、寒さが気がかりではありますが、いつもの寝床や、猫が布団や毛布の中に潜りこめるスペースを作っておくだけで、特に心配することはありません。

寒いからといって、ファンヒーターやホットカーペットなどの暖房器具のつけっ放しは火事のもとになる危険があるので、やめておきましょう。

夏場と同様に、猫は快適な場所を求めて自ら移動することができるので、寒さを感じた時に暖がとれる場所を準備しておいてあげてくださいね。

我が家でも、夏場はエアコンをつけっ放しにしていますが、冬場はいつもの寝床と、布団と毛布の間にスペースを作るだけにしています(関西圏在住)。最近、気になっているのは、寝袋型のペットベッド。これなら暖房がなくても暖かそうですよね!

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寝袋型ペットベッドはこれ!

猫だけ留守番の注意点

飼い主が旅行で不在にすることがあっても、基本的に猫はきちんと留守番できる動物です。

だからといって、猫だけで留守番させることを安易に考えて、準備や対策を怠ると思わぬ事故に繋がることがあります。

子供だけで留守番させることと同じと考えれば、家の中には意外と危険なものが多いことが想像できますね。

猫だけで留守番させる時の主な注意点は、下記のとおりです。

  • 防犯対策
  • 誤飲・誤食の防止
  • 落下・転落の防止

防犯対策

戸締りをする

猫だけに留守番させる時、猫が外に逃げ出してしまわないように、玄関や窓の戸締りはしっかりと行うことが大切です。

出かける前に戸締りをするのは基本的なことではありますが、猫は、簡単に扉や窓を開けてしまえるので、夏場は網戸だけにしておくのも危険。

爪を引っかけ、器用によじ登ることで網戸を破ってしまったり、猫の体重に耐えきれず、網戸ごと転落するおそれもあるため、窓は閉めておく方が安全といえるでしょう。

電気は消さない

猫だけに留守番してもらう時は、電気は消さず、つけたままにしておきましょう。

本来、猫は夜行性で電気は必要ない動物ですが、あまりにも暗い場所で過ごすことは猫の不安にも繋がってしまいます。

真っ暗な部屋で留守番してもらうのはかわいそうですし、人気の感じられない家は空き巣に狙われるおそれもあるので、一部屋だけでも電気をつけておいてくださいね。

我が家では、防犯対策もかねて、リビングの照明をつけたまま(あるいは豆電球)、留守番してもらっています。夏場は直射日光を、冬場は冷気を遮るメリットもあるので、カーテンを閉めておくのもいいですよ。

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誤飲・誤食の防止

猫に留守番させる時、寂しいといけないからと小さなおもちゃなどを置きっ放しにして出かけたくなりますが、誤飲の可能性があるため、これは実は危険な行為です。

猫が口にすると危険なもの(薬やサプリメント類)、手足の自由が利かなくなるもの(ビニール袋や紐類)、誤飲しやすいもの(輪ゴムやアクセサリー類)など、身近にある事故に繋がる可能性のあるものは全て片付けておいてくださいね。

これらのものは、あらかじめ猫の目の届かないところに保管しておきましょう。

落下・転落の防止

留守中、予期せぬアクシデントで、高いところに置いてあるものや飾っているものが落下するといった、万が一の事故が起こる可能性もあります。

猫の上に何かが落ちて怪我をすることのないように、割れる素材の食器や、植木鉢などのインテリア用品は、下におろしておきましょう。

注意

観葉植物は猫が誤食すると中毒症状を起こし、命の危険がありますので、猫が触れられる場所に放置してはいけません。

また、猫が足を滑らせてバスタブの中に転落してしまうと、そのまま溺れてしまう危険があるため、バスタブの中の水は全て抜いておくようにしてくださいね。

MEMO
猫の家庭内事故死で最も多い場所は「浴室」で、バスタブ内での溺死事故がトップです。

猫が落ちると危ない場所は、身の回りにもたくさんあります。洗濯機の扉や、人間用のトイレの蓋を開けっ放しにするのも要注意。閉まっているかどうか確認してから、旅行に出発してくださいね!

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まとめ

猫を旅行で留守番させるのは何日までなら大丈夫なのか、また、留守番させる時に必要な準備品や注意点をお伝えしましたが、いかがでしたか?

猫を残して自宅を離れるというと、何かと心配したり、不安が残ることもありますが、飼い主の心配をよそに、猫は意外とマイペースに過ごしているものです。

安心して留守番してもらうためにも、しっかりと事前に準備することが大切ですね。

旅行から帰ったら、まずは、留守番できたことを思いきり褒めてあげましょう。
きっと、あなたの愛猫も、あなたの帰りを心待ちにしているはずですよ!

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