猫は目がとっても特徴的な生き物ですよね。
黒目が大きくなったり小さくなったり、横から見ると透明な部分がとてもキレイだったりと猫の目は見ているだけでも飽きません。
”目は口ほどにものを言う”といいますが、猫がじっと見つめてくることはありませんか?
飼い主である自分をあまりにも見つめてくる時には、何かを訴えているようにも見えます。見つめてくる猫はいったいどんな事を考えているのでしょうか。
じっと見る時の気持ちや理由を知って、もっと猫とコミュニケーションを取ってみましょう!
もくじ
猫が飼い主をじっと見つめる意味10つ
1 おねだりしたいことがある
猫が飼い主をじっと見つめる理由として、わかりやすい理由としてあげられるのが「おねだり」です。
見つめる事で飼い主に、自分がしてほしいことを伝えようとしており、見つめながら鳴く場合もあります。
猫が飼い主にアピールしたいことの代表として、以下のケースがあげられます。
- お腹が空いたの〜
- 遊んでほしいの〜
- 構ってほしいの〜
筆者が飼っている猫はまず鳴いて注意を引いて訴えますが、かなりしつこいです(笑)。
それでもダメならある程度の距離を取ってじっと見つめています。距離感と凝視がなんとも怖く、何が何でも要求を叶えようとする執念を感じます。
見つめながらこんなことを考えていたのか、と思うと愛おしくなりますね。
ですが、「お腹が空いた」という要望に猫の欲求のままに答えてしまうと、肥満の原因となってしまいますので、飼い主もアピールに負けない忍耐力が必要です。
2 甘えたい
くつろいでいてリラックスしている時に、ふと甘えたくなった時に目を細くして薄目で人の目を見ていたならば、構ってほしい以上の甘えた状態。
もしかしたらちょっと眠くて赤ちゃん返りしている可能性もあります。
猫がゆっくり目を閉じて瞬きをするのは、敵意を持っていない証拠。
甘えたいと思っている時には思いっきり甘えさせてあげると、猫も安心してくつろげるでしょう。
3 愛情表現
時にこれといった要求がなさそうな時に飼い主をじっと見つめている時には、猫なりの愛情表現です。
猫は瞬きをして好意を示しますが、飼い主をじっと見つめても嫌な事をされないとわかっているからです。
人間も好きな人をずっと見つめていたいと思いますが、じっと見つめて飼い主に愛情表現をするなんて、猫も意外に熱い気持ちを持っているのですね。
4 寂しい
気ままに自分のしたいことばかりをしたいように見えますが、猫は意外に寂しがり屋。
出かけようとする時にじっと見つめられたことはありませんか?
急いでいるのにつぶらな瞳で見つめられてしまっては、飼い主も離れがたくなってしまいますよね。
そばにいると安心しているからか、相手にもしてくれない場合があるけれど、いざそばを離れると寂しくなって不安になってしまうのです。
5 飼い主の様子を見ている
猫と一緒にいてもとくに構っていない時、時々背中に視線を感じる場合がありますよね。
これは、猫が飼い主の様子を見ている、つまり何をしているのか興味を持って観察しているのです。
飼い主が集中している時、邪魔をしないでおとなしくしていても、飼い主の近くまで寄ってきて「構って」アピールをしてくる時には、飼い主に関心を持っているあらわれです。
6 不満に思っていることがある
猫が見つめてくるのは、飼い主に対して好意だけではなく、物足りなさを感じて訴えている場合もあります。
例としてあげられるのが、
- トイレを掃除してほしい
- ドアを開けてほしい
- 部屋の温度調整をしてほしい
- おやつがもらえなかった
など、「もっとこうしてほしいのに」という不満です。
よくありがちな例として、飼い主がトイレの掃除を忘れている時にじっと見つめている、というケースです。
トイレが掃除されていないのが不満で、トイレの前で飼い主をじっと見つめているなら、「汚くて使いたくないからキレイにして」と怒っているのかもしれませんね。
不満を放置してしまうとストレスが溜まってしまいますので、じっと見つめていること続くようなら何が行き届いてないかを察して改善してあげましょう。
7 やましいことがある
イタズラをした後を発見された時に、固まったまま飼い主をじっと見つめ、視線をそらしたという場面に遭遇する飼い主さんも多いのではありませんか?
イタズラをしてらすぐに叱らないと猫は自分が悪い事をしたと認識できませんので、イタズラを見つけたらすぐに叱るようにしましょう。
見つめていた視線をそらしたならやましいことをしたと認識しているので、しからずに許してあげてください。
8 警戒している
猫が飼い主を見つめるのは飼い猫特有の行動で飼い主を信頼している証拠ですが、猫同士がじっと見つめ合う場合、相手を敵として威嚇、警戒している証拠です。
ですが、物陰に隠れて見つめている場合には、怖がって警戒している可能性もあります。
掃除機をかけて大きな音を出していたり、知らない人が同じ部屋にいるなど、怖がりな猫はすぐに逃げ出し、物陰から警戒対象がどのような動きをするのかを観察します。
興奮状態の時に目を合わせると威嚇されていると勘違いしてしまいますので、目を合わせないようにして警戒が解けるのを待ちましょう。
9 何も考えていない
猫は視力があまりよくないため、じっと見つめていてもほとんど見えていない可能性もあります。
何も考えないで一点を見つめてしまうのは人間でもありますね?
見つめているのに上記のような要求や不満がない場合には、暇な時や寝起きなどでちょっとボーっとして見ているだけかもしれません。
目力があるため、理由があるのでは?と考えますが、猫にも何も考えていない時間があるというわけです。
10 コミュニケーションをとろうとしている
言葉がしゃべれない猫は、目をコミュニケーションツールとして上手に使い、見つめることで飼い主に要求や不満などの自分の気持ちを伝えようとしています。
飼い主を信頼しているための行動ですので、猫に見つめられた時には何かしてほしいのかな?と考えるように努めましょう。
まとめ
猫が飼い主を見つめる意味について解説しましたが、思い当たることはありましたか?
じっと見つめている姿もかわいいな~と思っている飼い主さんも多いでしょう。はたまた理解できてなくてごめんなさいと申し訳ない気持ちになりましたか?
猫からコミュニケーションを取ろうとしてくれているのですから、今からでも遅くありません。これからお互いが居心地よく過ごせるようにしていきましょう。